SHIMANO S-PHYRE ウエア
SHIMANOから最高のパフォーマンスを追求したレース用ジャージ「S-PHYRE」(エスファイア)が発売されました。
S-PHYREは、プロが求める性能を実現し空気抵抗や摩擦によるパワーロスを排除することで、ライダーのパワーを最高度に引き上げるよう設計されています。
ショップイベント【ゆるめライド】や【基礎スキルクリニック】で講師をして頂いている兵頭さんにレーシングスーツを着てインプレをしていただきました。
【着用感】
エアロジャージなので全体的にタイトではありますが、4wayフィット素材であることで締め付けられている!と言う程キツくありません。
特にショーツはまるでシルクの様な感触でとても履き心地が良いです。
【使用感】
4wayフィット素材が身体とウェアの間隙を無くしてくれているので、レーシングウェアとして充分なエアロ性能を持っています。
また、このジャージの特徴でもあるセパレート式のパッドのおかげで、比較的厚いパッドながらペダリング中にごわつきを感じることもありません。
これはダンシングでも言えることで、シッティング以上に下半身の動きが激しい中でも身体に吸い付く様にパッドがついてくる為ストレスレスに走りに集中出来ました。
【その他の気付き】
エアロジャージはへそ上までしかチャックが無い物と、腰辺りから半セパレートの物がありますが、これはその中間です。
前者は着脱がしづらくトイレも行きづらい、後者は着脱はし易くトイレも行きやすいが、へそ下に来るチャック部が身体に当たり長時間走っていると擦れてきたりします。
(乗車姿勢中一番上半身で屈曲している場所のため)このジャージは上記の中間の着脱し易さでありつつ、トイレも行きやすい、擦れに関しても気になりません。
また、エアロジャージには珍しい3ポケットで中央は15cm近いスマホを入れられますし、サイドは斜めに取り付けられているためアクセスもし易いです。
そして細かい部分ですが、ポケットの入り口をわざわざ折り込んで縫製しています。
普通のエアロジャージは空力優先で切りっぱなしなのですが、それだと出し入れする際に生地が引っ掛かるのですが、折り込む事でポケットへの出し入れのし易さを考慮しています。
【まとめ】
金額を見ると少し躊躇してしまうかも知れないですが、エアロジャージの空力性能を持ちながら、使い勝手を考慮した大変完成度の高い物となっています。
実際に着用して貰えば、異次元の着心地と高いエアロ性能、隅々まで考えられた各部の作りを感じて頂けると思います。
(インプレデータ ライダー:身長177cm、体重65kg アイテム:S-PHYRE レーシングスキンスーツ サイズM 2017年5月)
SHIMANO 9100と同じ化粧箱に入っていますが、着心地と細部の工夫に加えて縫製も丁寧に作られていて箱の雰囲気に負けない良い製品です!
アイテムは、レーシングスキンスーツの他、ショートスリーブジャージ、ビブショーツ、グローブ、トールソックスの5アイテムがあります。
レースやロングライドにはもちろん、休日ライダーの方も是非お試しください。
(2017-5-30)